183(イヤミ)

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皆さん、こんにちは!
鉄道モノ、普通列車用(115系)、急行列車用(165系)、と来たので、今回は特急列車用電車。183系電車の想い出話です。
実は、私、この車輛、あまり好きではありませんでした(笑)。
丁度私が鉄道に興味を持った頃、親から買ってもらった本が「鉄道ジャーナル」でした。オープニングのカラーページの特集が、房総急行全廃の話でして、「内房」「外房」「犬吠」「水郷」「鹿島」がすべて特急になり、183系に置き換わるっていう内容でした。私は急行型電車が好きなのに、それを追い出すとは・・・・。一気に嫌いになりました。で、写真の撮り方なのか、外房線のある駅で離合してる写真を見ると、「急行外房」は比較的お客が乗っていて、「特急わかしお」の方はスカスカ。いただけないヤツ、っていう印象を持ってしまいました。
実は、この車輛の登場のコンセプトは、「近距離特急用」。それまでの特急ってのは、全席指定の定員制、ある程度の距離を走るものだったのが、この183系からは、100kmちょっとの、当時でいう「急行列車でも間に合う」程度の運用が多く、一部の人からは、183系だけに「イヤミ」って言われていました。
そんな知識もあって、どうも、好きになれないまま、大人になってしまいました。
そうこうしていたら、今度はこの183系が中央線の「かいじ」「あずさ」から追い出され、内房外房線から姿を消し、総武線を最後に「純粋な」183系は、定期特急運用をしなくなってしまいました。
世の中は「無常」なのです。機械としての車輛、乗客サービスのレベル、どちらも常に向上しなくてはいけないものなので、ある一定の所で姿を消すのは当然なのですね。
判官びいき」とはよく言ったもので、子供の頃、あんなに嫌いだった183系が消えるとなると、逆にいとおしくなってしまい、中央線や総武線沿線にカメラ抱えて写真を撮りました。
想い出も蘇り、千葉で合宿した時、好きな子にお酌して貰いながら乗った事。大雨の中、初めて撮った特急は「あずさ」だった事。碓氷峠廃線10日前に乗ったら、相席になったのも鉄ちゃんで、盛り上がって上野までずっと喋ってた事。183系電車って、なんだかんだ云っても、結構いい想い出作ってくれたヤツじゃん、って思えて来ました。
で、今回も写真を掲載しますが、何故か183系を撮影すると雨に降られる。彼らが現役のうちに、183系と自分、どっちが真の雨男か!?決着をつけなくっちゃ、ね。
で、毎度の訳解らん方の為の説明です。ウィキペディア 183系電車:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84183%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A