美しくて恐ろしい者

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広島の大規模地すべりで多数の犠牲者を出したのに驚き、少しほとぼりが醒めた頃、木曽の御嶽山の噴火が戦後最悪の犠牲者を出したというニュースを聞き、自然っていうのは恐ろしいな、そして人間とは非力なものだと痛感しております。

被災された方がへのお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々へのご冥福をお祈りいたします。

本題ですが、中央線の115系とかを撮影する時、バックに赤石山脈やら八ヶ岳を入れて撮影する事が多々ありますが、八ヶ岳は元々富士山より高い山が爆発で吹っ飛んで今の形になったらしいですし、隣の茅ヶ岳(ニセヤツ)もバリバリの火山です・・・・。

 画像の115系のバックの山は「白峰三山」、右の甲斐駒ケ岳から流れる大武川。甲斐駒からの土砂防止の為に昭和30年代から延々と砂防工事をやっている、賽の河原の石積みのような終わらない工事。自然というのは綺麗でもあり暴威でもあるなと思ったりします。


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そして私のエリアで忘れてはいけないボスキャラ、富士山です。

富士山。見た目は綺麗ですし、豊富な湧水で恵みを与えてくれますが、これもまたバリバリの火山であり、時折火山性微動を起こしている山です。だいたい50年~350年周期で爆発するという説がありますが、最後の噴火が宝永の噴火。1707年の話ですから、かれこれ307年噴火していない事になります。

山を見ながら、そろそろ来てもおかしくないぞ・・・・、と思う事もあります。そしてこの山も大沢崩れという、こちらも何時まで経っても砂防が終わらない場所があります。子供の頃、これが土石流を起こして、実家の近所の橋が架け替えになり、あっという間に護岸工事が進んだという覚えもあります。

 山はやっぱり怖いです。故に山岳信仰というものが存在する所以なのでしょう。