こちらも(こっそり)50周年

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東海道新幹線50周年に湧いた10月1日、こっそりと「ふじかわ」の静岡乗り入れも50周年を迎えました。当時は「準急富士川」という漢字表記、富士川号そのものは、その約半月前の3月20日から運転を開始しているので、新幹線よりは少し先輩という事になります。

半世紀の間、身延線沿線の優等列車として、富士川さんは頑張ってきました。雨の日はよく休み、雪の日は自然解凍を待ってサボったりしながらも半世紀を迎えました(笑)。

急行に出世したのは早かったのですが、その後いつまで経っても急行のままで、気がついたら自分より後から登場した奴の方が先に特急になって追い越されたり、同僚がリストラされたりを目の当たりで体験しながら国鉄からJRの転換期をくぐり抜けて来ました。


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そして平成7年、ようやく特急に昇格しました。ただ、漢字3文字は堅いイメージがあるからか、平仮名表記の「ふじかわ」と改められました。真新しい373系に着替えて特急列車になれました。この373系、実は富士川さんにとっては初めての新車だった事を追記しておきます。

そんな艱難辛苦を乗り越えての50周年、誠におめでとうございます!!

そういえば来たる平成27年は特急昇格20周年を迎え、その2年後の中部横断道完成が危惧されていますが大丈夫でしょう。何しろ沿線最大の都市、富士宮にはインターがないし、東名のインターから中心市街地までは恐ろしく渋滞するし、新東名は恐ろしく町外れにあるから、それなりに今後も活躍されることと思います。