ここを出発した上り列車は、大きく南にカーブしながら笹子を目指すのですが、これを世間では「雨敬回り」と呼んでいます。色々な噂というかそれっぽい理由があるのですが、どれが本当かは解らず、真相は闇の中という所でしょう。
「大八回り」の場合は、大まかに言うと2つの理由で語られますが、この「雨敬回り」のルート設定は、いまだにこれといった説得力のある意見に遭遇した事がなく、どれも本当のような、嘘のような感じがします。
このカーブが、いかに大きなカーブかを見て頂ける、参考資料として11両編成の特急あずさの画像をアップしてみました。なかなか豪快なアングルで、個人的には好きです。
謎の大回りの雨敬回り、いまだにバイパス路線を作る気配もなく、重要路線の
中央本線の一部として機能しております。まあ、何で
鉄道路線はここを走っているかとか、そんな「何で?」言ったら、きりがない部分もあります。
「何でこのあと、韮崎から
甲州街道を離れて七里岩を登るのか?」とか「何で
小海線は、わざわざ勾配のきつくなる
小淵沢スタートなのか?」とか「何で
身延線は一回
善光寺方面に行ってから国母方面に戻るのか?」とか・・・・。