故郷の山は有難き哉
かねてからのターゲット、115系長野色のC8、クハ115-1512を捕らえることが出来ました!!
この画像を見ながら、石川啄木が詠んだ一首を思い出しました。
「故郷の 山に向かいて 言う事なし 故郷の山は 有難き哉」
何度も触れていますが、このクハ11-1512、元をただせば中央線用に作られたサハ115-1027、横須賀色で登場したのですが、程なく先頭車にされ湘南色に塗られ、再び中央線に戻ったら長野色。
しかし、衣装は変わり棲家は変われど故郷に戻って来て、故郷の線路を走ることが出来る。そして幼少の頃に見たあの山々は変わらずある。
前述の啄木の1首の「故郷の山は有難き哉」を地で行っている車輌ではないでしょうか?
ずっと故郷に残っていた先輩も、容姿は変わり果てても、再び戻ってきた後輩と一緒になれたことを喜んでいるように思います。
共に晩節になってきましたが、このまま故郷の山の麓で頑張って欲しいと心から思うのであります。